オンエアバトル第8回チャンピオン大会ファイナル感想


出演順に簡単に感想を。ビデオを見返してないので、もしかしたら見当違いなこと言ってる箇所が
あるかもしれませんが、ご容赦下さいm(__)m。


タイムマシーン3号
このコンビの持ち味は、山本の柔らかいツッコミだと思っているので、このネタの流れだと
その持ち味が活かせてないなぁ、と思った。デブネタ以外にもチャレンジしようとしてる点は
評価できるけど、702KBという低得点を見ると、お客さん側は「タイマのデブネタ」を
期待してたように思う。まだまだキャリア的にも知名度的にも「若手」なのだから、今から
デブネタのイメージが付くのを嫌うのではなく、関のキャラを利用したネタ作りを続けた方が
いいんじゃないかと思うのですが。
※702KBで7位


キャン×キャン
昨年のファイナルでも似たような感想を書いたのだけど、私が彼らの漫才をあまり好きに
なれないのは、話がいろんな方向に散らばって集中できないからなんです。
今回も「お笑い以外にやってみたいこと」という大きなテーマはあったにしろ、話の内容は
バラバラで、最終的に「何が言いたかったんだ?」と疑問に思いました。
バラバラなようでも、それぞれの話に伏線が引かれてて、最後にそれらの伏線が上手く繋がった
オチに持っていけたなら「お見事!」と思いますが、そうじゃないしなぁ…。
例えて言うなら『漫才版江戸むらさき』って感じ。個々の話は面白くても、繋がりが無かったら
漫才として成立しないと思う。
※818KBで3位


トータルテンボス
まさかファイナルまでコントでくるとは思いませんでした^^;。ただ、セミでは藤田のツッコミが
機能してたけど、今回はほとんど大村の独り芝居状態。まるで昨年のパンクブーブーを見ている
ようだったなぁ。これじゃあ低評価でも仕方無いでしょう。
※526KBで10位


東京03
ファイナルと同じネタが直前のエンタの神様で放送、って第6回大会のアンジャッシュみたいだな*1^^;。
それは置いといて、「ビデオの試し撮りをしてたらトラブル発生」ってシチュエーションは面白いけど、
その状況の面白さに頼ってしまった印象。もう少しセリフを多くしてリズム良く進めないと
漫才勢には勝てないと思う。
※542KBで9位


ホーム・チーム
1000KB越えの高評価だったセミでも、ぶっちゃけ自分は「そんなに良かったかぁ?」と思っていたので
今回のこの結果(最下位)にはある意味納得。これで3年連続「最下位はセミで1000KB越えをしていた」
人達、という妙な歴史が刻まれてしまった*2(笑)。
※506KBで11位


◆ 三拍子
キャン×キャンとは逆に、こちらは1つのテーマで最後まで通した点が好感を持てました。
ただ、やっぱ1つのテーマで最後までレベルを落とさずにやり切るってのは難しいんでしょうね。
序盤は笑い所が多くて「お、優勝狙えるかも?」とまで思えたのですが、終盤に近付くにつれ
パワーダウンしてしまったので、勿体無かったですね。
※794KBで4位


NON STYLE
面白い…のかなぁ…うーん……。単に私が関西の漫才が嫌いってのが大きいんですが。
※750KBで5位


星野卓也
正直な所、今回の大会で一番笑いました^^;。(ドードーって確か絶滅したんだよね?)
途中フリップを飛ばしたのは、制限時間をオーバーしそうだったからなのかと思ったのですが
単にセリフが飛んでしまったからだったんですね^^;。でも、上手いこと誤魔化せてたと思います。
セミと比べても遜色無い出来だったと思うので、この順位には個人的には納得してないです。
少なくとも××*3よりは面白かっただろ…。
※646KBで8位


タカアンドトシ
さすが昨年の覇者、期待を裏切らない内容だったと思います。ただ、彼らは昨年多くのネタ番組
出演していたので、新鮮味が感じられなかったのも事実。昨年のアンタッチャブルタカアンドトシ
時とは逆に、競り合う相手がいなかったから結果的に優勝できたんじゃないかな、という印象でした。
※946KBで1位


ハマカーン
悪くは無いけど、良くも無かった、というのが個人的な評価だったので、2位という結果に驚きました。
…えーと、どういった点が良かったのでしょうか?(←ぶっちゃけ、このくらいの時間にもなると
私も真面目に見てなかったと思いますが^^;)
※894KBで2位


◆ 磁石
相変わらず上手いです。でも、それだけ。優勝するには何かが足りないんですよ。具体的に
「コレが」とは私の脳ミソでは答えられないのですが^^;。強引に例えるなら、何種類もスパイスを
使ってて、本格的で美味しいんだけど、具が何も入ってないカレー、みたいな。
ルーだけでも美味いこた美味いし、食えなくはないんだけど、やっぱ具は必要だろ、みたいな。
※738KBで6位



個人的に順位を付けるなら、星野卓也>タカトシ>三拍子>磁石>残りの組 です。
今にして思えば、正統派漫才ばかりが名を連ねていた所に、ポコッと変化球的なピン漫談が
出てきたのが新鮮で受けてしまった、という感が無きにしもあらず、という気がしますが
一番笑ったのは事実なので、こういった順位と致しました。
全体的な印象としては「新しい人材が育ってないなぁ」という感じ。タカトシを除いた
10組のうち6組が前年度から引き続き出場、というのはちょっと由々しき事態ではないだろうか。

*1:あるいは、昨年のR-1のあべこうじ

*2:昨年はパンクブーブー、その前は長井秀和

*3:お好きな名前を想像でお入れ下さい