法事


本日は亡き父の7回忌。しかし以前にもチラッと書いたが、私は父親が亡くなって
「ホッとした」と感じた親不孝者であり、神様の存在とか宗教とかにまるっきり興味の無い
人間なので、この法事についても内心「何で坊主に貢がなきゃなんねんだよ、アホらし」と
毒づいていたから、結局この日は30分程度ウトウトしただけの意識モーロー状態で迎えました。
姉が午前9時過ぎくらいに車で迎えに来てくれて(いつもありがとう、姉m(__)m)、現地に
向かったのだが、平日だったら1時間程度で着く距離なのに、日曜日ということで
予想以上に時間がかかってしまい、結局到着したのは法事の始まる11時の約10分前という
綱渡り状態でした。少し離れた場所に暮らしている兄は既に到着済み…あぁ気まずい。


坊主のお経が終わり、父の墓への墓参りを済ますと、私は1人お寺のすぐ近くのサンシャインシティ
向かった。法事後に皆で食事をする場所として、サンシャイン内のホテルのレストランのランチを
候補に挙げていたのだが、予約が取れなかったので、当日受け付けの枠を狙ったのだが
あっけなく断わられる。結局、この店より良い店がサンシャイン内で見つからなかったので
姉の勤める『華屋与兵衛』に行くことにする(社員割引があるので)。
華屋与兵衛はちょっと値段は高いけど、その分味に満足できるから好きだ。この日私が食べた
海鮮丼も、中トロをはじめ美味しいネタが乗っていて、大変美味しゅうございました(^人^)。


それにしても、久し振りに会った我が兄の社交性の無さには実妹ながら呆れた。
この食事中も、自分からは決して口を開かず、姪っ子が気を使って、会話中に時々
「おじちゃんは?」と話を振るのだが、それに対しても「あぁ、うん…」程度の相づちを
打つだけ。つーか、中学生の姪っ子に気ぃ使わせてんじゃねーよ。ホンットにこの人って
自分の興味のある話題にしか参加する気が無いんだよな。終いにゃうたた寝し始めて
甥っ子から「おじちゃん寝てるー!」などと言われる始末…。あのさぁ、ある程度年食った
社会人だったら、いくら不本意でも周りに合わせる度量を少しは持ち合わせるべきじゃないか?
自分が話題を提供するタイプじゃないのなら、尚更だろーよ。…まぁ別にいいけどね
それが貴方の生き方なら。


ただ、この人(兄)の病み具合って、親の影響が多大だと思う。40代後半の人間に対して
親の影響どうのこうの言うのもどうかと思うけど、実際そうとしか思えないのだから
仕方無いよな。なぜそう思うのかと言うと、この日の兄に接する母の態度を見たからだ。
前記したように、兄は40代後半*1という年齢なのだが、そんな年齢の人間に対して母は
姪っ子甥っ子がデザートを頼んでいる時に「お兄ちゃんはご飯足りた? デザート頼まないの?」
と兄に訊ねたのだ。あのさ、イイ年した人間なんだから、足りなかったら自分で追加注文するだろよ。
流石にこの時は兄も「足りてるっつーの(怒)」とちょっと強い口調で言ってたよ。それなのに母は後日
「お兄ちゃん機嫌悪かったね。ちょっと怒ってたよね」などと言ってた。当たり前だっつーの!
母に言わせると、「だって、後になって「足らなかった」って文句言われたら嫌でしょ」との答えが…。
えーと、逆に後になってから「足らなかった。もっと食べたかったのに!」なんて文句言うようなヤツは
人間として大いに問題があるのだから、ほっときゃいいだろーよ、親なら尚更。
こんな甘やかした育て方したから、兄はこんな人間になっちゃったんだな…*2


食事を終え、姉が兄を家まで送る。その際、兄から「ウチに寄ってかないか?」みたいに
言われたのだが、何しろ私は夜更かしして30分しか寝てない状態で出かけていたし、食事中の
兄の態度を見て、楽しい会話を交せる自信が無かったので、車の中で待ってることにしました。
約30分程して、兄の家にお邪魔していた姉と姪っ子甥っ子が帰還。私はその間仮眠が取れたので
兄ちゃんに付き合った姉ちゃんには申し訳無いが、スッキリいたしやした。


七回忌が無事終わったので、次は十三回忌。母は「十三回忌は子供達でお願い」などと言う。
何をおっしゃいますか。6年後ならまだ母ちゃん70代じゃないですか。元気でいてもらわなくちゃ
困りますよん。

*1:蛇足だけど、私は30代前半

*2:何で昔の人間は長男を重宝するのかね。別に家が商売やってるワケじゃないのに