エンタの神様


…この番組は、一体芸人をどうしたいんだ?
何なんだあのダイノジのネタは。五味一男の「視聴者が望んでいる物と、芸人が
演りたい物は違う」というポリシーには深く頷けるんですよ。なので芸人の
書いてきた台本を手直しする、という行為も「エンタをきっかけに有名に」と
考えてる芸人が多い以上、持ちつ持たれつなのだと思う。
だからと言って、先週のコアといい、あれだけエンタにコビ売るような内容の
ネタは、その場ではちょっと笑えても、後に何も残らないよ…。
安田大サーカスに突然新メンバー(若い女性)を加えてみたり、クワバタオハラ
カンニングのマネをさせて、2匹目のドジョウを狙ってみたり、最近全体的に
番組作りが行き詰まってる印象を受ける。「摩邪」や「小梅太夫*1」といった
見た目のインパクトが勝負な「出オチ芸人」ばかり推さざるを得ない現状が
その象徴だろう。きっとこの番組では、その場その場で一瞬でも笑いが取れる
「瞬発力」のある芸人しか求めていないのでしょうね(息切れしたら使い捨てる
つもりで)。じっくり走らせると良さが発揮できる「持久力」型の芸人を
育てるおつもりは決して無いのですよね。文句は言いつつも好きな芸人が出るから
見てるけど、最近ちょっと「義務」で見てる感が自分でも拭えない…。

*1:この人、本当にブレイクしてるの? 小学生以下限定でしょ?