朝霞市『彩夏祭』

よさこいソーラン



本日は、埼玉県朝霞市で行なわれた『彩夏祭』という
お祭りに行ってまいりました。
このお祭り、財政が苦しくて、毎年花火大会を行うことが
できない貧しい市が軒を連ねる東武東上線沿線において
毎年花火大会を行ってくれる貴重なお祭りなのだ。
なので人気も高く、池袋や川越といったターミナル駅での
お祭りを除けば、東上線沿線で一番人気があるお祭りだと
言っても過言では無いと思う*1


ヤボ用で家を出るのが遅れたので、会場に到着したのは18:30頃。
プログラムを見ると、お目当ての「よさこいソーラン」は19:30迄だということなので
慌てて会場に足を運ぶ。昨年は会場への道程でフリーマーケットが開催されていたのだが
今年はちょっと離れた場所で開催されていたので残念。道すがらフリマを眺めるのが
楽しかったのにな(;_;)


よさこいソーラン」の会場に着くと、ものすごい人人人! やはり出遅れが痛かった…
それでもどーにか良く見える場所を探し、持参した小型の折りたたみイスに母親を座らせた。
しかし、確かに良く見えたのだが、早めに到着してかなりのビューポイントをGETできた
昨年に比べると、ちょっと物足りなかったかな…。仕方無いけどね。
でも、やっぱよさこいソーランは血脇肉踊るわぁ♪ 単純にあれだけ動ける体力と若さが
羨ましいよ。「おばさん」への坂道を転げ落ちてる真っ最中の人間からすると、若者の
パワーをいただける貴重な場なのでありがたいです(自虐笑)
このお祭り、朝霞市にある陸上自衛隊が全面協力しておりまして、このよさこいソーランでも
2階建てのプレハブ小屋くらいあるバカでかい装甲車が、これまたバカでかいスピーカーを
積み込んで、大音量を轟かせて踊り手を先導しています(しかも何台も)。乗り物マニアには
たまらん光景なのではないでしょうか。
(蛇足だが、踊っている最中に踊り手がウチワを配ってくれる、というサービス精神旺盛な
団体がいて、踊り手の一人が明らかに私にウチワを渡してくれようとしていたのだが、
左斜め前にいたババァに横取りされた…。やっぱ人生って、遠慮したモン負けなんだな。
私ももう少し自分の欲求に素直になるようにしなくちゃいけないやね…)


そして、お待ちかねの花火―――!! よさこいを見ていた場所から、昨年も花火を見た
某駐車場に移動しようとしたら、昨年は無条件で開放していた駐車場なのに、今年は入口で
係員さんが「関係者の方ですか?」と、我々より先に入ろうとしていた人に尋ねていた。
そのやりとりを見ていた我々は、「今年は関係者じゃないと入れないの?」と嘆きながらも
一応その係員さんに恐る恐る「関係者じゃなきゃダメなんですか?」と聞いてみた。すると
「…ダメってワケじゃないんですけどね」という意外な答えが返ってきた。その係員さんに
よると、今年はこの駐車場を日曜日だけ商工会が使用する予定で、前日に花火見物に来た
人達にゴミを置き去りにされてしまうと片付けが大変なので、入場を制限している、との
ことでした。我々は一応入場を許していただけたのだが(年寄り(母ちゃん)連れだったから?)
その係員さんに何度も何度も「ゴミを持ち帰って下さいね!」と念を押されたのがちょっと
ウザかった。でも、それだけゴミを散らかしたままで立ち去る非常識な人間が多いという
証拠なんですよね…。


よさこい終了から花火の開始までは30分間あったので、トイレに行ったりして
ゆったりと待ち時間を過ごした後、いよいよ花火の開始!
今年はピンク色の花火が多かったような気がした。ニュース番組でちらっと見たのだが
「ピンク色の花火」というのは、赤色の花火と白色の花火を混ぜれば出来る、という
単純なものではなく、職人の高度な技術が必要なんだそうだ。そんな尊い技術を
次々と見せていただけるなんてありがたき幸せ(T人T)。日本人で良かったぁ。
…時間にすれば1時間足らずだったけど、花火の他にも色々とお楽しみが多いお祭りなので
全く不満はありません! 今年もキレイな花火をありがとうございました! 感謝感謝♪
母親なんか、花火が近くに見え過ぎて「怖い!」とまで言っておりましたよ^^;
(ちなみに、この花火の打ち上げ場所は陸上自衛隊の敷地内なのだ)
規模が大きいとは言え、駅からかなり歩かされる上に、卑劣な場所取り争いが繰り広げられている
板橋区戸田市が共催している花火大会と比べれば、こちらの花火大会の方が全然好きです♪
あっちは花火しかイベントが無いけど、こっちは花火以外でもよさこい等色々と見所があるし、
何より、花火大会の数ヶ月前からビニールシートを張っただけで「ここは俺達の場所!」
などという理不尽な言い分がまかり通ってる、秩序も何も無いあっちの花火大会と比べたら
こっちの花火大会は安心して参加できますよー♪


素晴らしかった花火に感嘆のため息を漏らしつつ、空ききったハラを満たすために、朝霞市役所の
駐車場へ向かう。この場所では、主に地元団体が主催している安価な出店ばかりが出店していて
バカ高いテキ屋の屋台嫌いな我々には最適なスポットなのだ♪ しかも祭りのラストの
花火終了後ということで、どの出店でも値引きが行なわれていた。ここで我々は、骨付き
フランクフルト&タコ焼き&焼きソバ
を、すべて100円でGETしたのだった♪
…タコ焼きのタコが、耳クソほどの大きさだったのはご愛嬌でしたが^^;、その点も含めて
買い求めた食べ物の全てが愛しい。特に、焼きソバは量こそ少なかったものの、天カスが
トッピングしてあったり、具に揚げた小海老が入っていたりと、随所に工夫が見られて
とても美味しかった♪ テキ屋機械的に作る、代わり映えのしない味の食べ物と比べると
地元団体の出店の食べ物って、純粋に「限られた予算の中で、どれだけ美味しい物が作れるか?」
という姿勢が感じられて気持ちいいんですよね。これだから祭り巡りは止められないんだよなぁ。
(ピザ屋が出店を出していて、配達してもらうより遥かに安価な値段でピザを販売していたのには
かなり心を揺さぶられましたが^^;)


ひとしきりハラが膨れたので、後は帰るだけだったのだが、昨年この祭りを見た帰りには
駅で震災時並みの混雑に巻き込まれ、1時間弱もの間改札に入ることも出来なかったので
今年もそんなだったらヤだな、と思っていたのだが、ゆっくりメシを食って時間を
ズラしたのが功を奏したのか、それとも運行ダイヤが変更されたのか、昨年の混雑は
何だったの?とばかりにすんなりと構内に入場できた。…モチロンありがたいんですけど、
昨年との余りの違いに戸惑ってしまった…^^;


マジでこのお祭りはおススメです! 朝霞市ではよさこいソーランが盛んなので、ソーランだけでも
かなり見応えがありますし、ソーラン以外にもフリマや和太鼓等も見られて、そして何より花火!
いい祭りだぁ…。個人的には夏祭りで一番好きかもしれん(70%は花火が占めてるけどね^^;)。

*1:昨年の人出は、前夜祭を含めた3日間で約40万人だったそうだ