ホタル見物☆

約束の樹



本日は、埼玉県川口市“川口グリーンセンター”の
“ホタル観賞の夕べ”へ行って参りました。
通常は夕方5時で閉園してしまう同センターなのだが、
夏休みの時期の週末2日間だけ、園内で飼育している
ホタルを、閉園後に特別に見学させてくれるイベントを
毎年開いているのだ。(しかも、このセンターの入園料は
通常300円なのだけど、このイベント時の入園料は
無料なのである!(駐車場は通常時もイベント時も無料))


現地に到着したのは、夜間特別公開の30分前である夕方4時半。
30分前なのに、かなり広い駐車場のうち、第1・第2は既に満杯だったので
道路を挟んだ第3駐車場に車を停める。しかし、一昨年は到着時間が遅くて
センターからかなり離れた場所に路駐したこてとを考えれば、上出来だろう。
入場門近くにあるトイレに入りつつ時間を潰した(園外にもトイレがあるのは
ありがたい♪)。


開園時間の5時になり、満員ラッシュ並の人込みをすり抜けて、真っ先に向かった場所は
僕の生きる道』のファンだった人ならお解りいただけるであろう「中村先生が
みどり先生にプロポーズした樹」だ(加えて、最終回でみどり先生が中村先生に逢いに
行った場所でもある。「約束の樹」と勝手に命名)。
当時メチャメチャ『僕生き』にハマッていた私は、この場面の撮影がこの場所で
行なわれたことを知った時、速攻で見に行ってしまったほどです(汗)。
2年振りに見たこの樹は、あっけないくらい2年前と変わり無くて少しホッとしました。


「約束の樹」近くにある池で、珍しい『黒鳥*1』を見物しつつ、場内を探索する。
以前このセンターで入場料を払った時には見学できた場所が、この日は立ち入り禁止となっていた。
当然だけど、有料と無料とでは扱いが違うワケなんですね。この日の目当てはホタルのみなので
別に全然かまわないのですが、バードパークが見られなかったのはちょっと残念かな。
暗くなるまでの時間を潰すため、熱帯植物が栽培されてる温室を見学する(←ちなみに
この温室は、中村先生とみどり先生が独身最後のデートをした場所だったりする)。
室内では、熱帯の植物が「何で日本でこんなに育つんだよ!」と口に出して言いたくなるほど
のびのびと育っており、自分の身長より3倍はありそうな巨大サボテンを見た時には
前日の強烈な地震が頭をよぎり「…頼むから、今だけは揺れてくれるなよ!」と思わずには
いられませんでした。←だって、万が一折れて刺さったら痛そうなんだもんよー^^;
この温室、サボテン以外にも色々な植物が栽培されていて、すっごく見応えがありましたよん。
様々な形の葉を広げた『ハス』、大きく枝を繁らせた『ブーゲンビリア*2』、その名の通り
面白い模様を幹に描いた『マルハチ』等、普段見られない植物が沢山見られて楽しかったー♪


温室から出ると、外では雨が降った気配が広がっていたので驚いた。そぉ言えば
温室が急に混んだ時間帯があったので、その時に夕立が降ったのかもしれない。確かにこの日は
いつ降り出してもおかしくない空模様だったので、折りたたみの傘をリュックに忍ばせてはいたが
自分らが温室内にいた1時間弱の間に雨が降り止んだというのは、運が良かったかも(T人T)
外に出て、屋台の内容を確認してみる。バカ高いテキ屋の屋台が全く無く、ほとんど
地元団体が安価で出している出店だったので好感度♪。夕飯を食うにはまだ時間が早かったから
園内の園芸店で時間を潰していると、夜の7時になり広場の噴水がライトアップされたので
見に行ってみる。結構大きい噴水なのだが、ライトの色が全然変化しないのがちょっと消化不良。
「もうちょっとしたら色変わるかなぁ…」などと不満を漏らしつつ、のんびり噴水を眺めていたら
約30分も経過していて、何気に後ろを振り返ると、何故か30分前には存在しなかった
もんのすごい行列が! ここここの行列は、明らかにステージで歌ってる売れない歌手に
握手を求める列じゃないよね? ホタルを見るためにこーんな行列が出来てるんですかー??
一昨年ココを訪れた時には、こーんなものスゴい人数は並んでいませんでしたけどー??
…ああぁ、子供は夏休みとは言え、大人は次の日会社だろうから「日曜日の方が空いてる」と
思ったのに、読みが見事に外れた…。来年は土曜日に来ようっと(泣)


既に売り切れ続出だった屋台の中から、かろうじて売り切れていなかった「磯辺巻き」を
GETして、慌てて列に並ぶ。普段は行列に並ぶことなど無いヘソ曲がりの親子なのだが
ここまで来て「並びたくない」などと言ってられる場合ではないので、ムシ暑い中辛抱して
並び続けた…。並んでいる途中、飼育場所から飛んできたホタルが行列の上を通り過ぎ、
周辺にいた人達が一気に盛り上がったので、一緒になって気分が高まる。そうして並び始めてから
約1時間後に、ようやくホタルが飼育されている池に到着。
ふんにゃあ、やっぱホタルってキレイだねー(T_T)。陳腐な表現だけど、まさに「宝石箱を
ひっくり返した」ような美しさ(感涙)。約700匹もの(センター情報)ホタルが煌くさまは
言葉じゃとても言い表せない…。これは見る価値がありますです。子持ちの方は、子供に
無理矢理にでも見せてやって下さい。感動で一生忘れないと思いますので。
…しかーし、約1時間並んだにも拘わらず、メインでホタルが飼われている場所を見れたのは
ほんの2分弱!! あの、これって所謂「大学病院の診察時間」状態じゃないですか(T_T)
暑い中、あんなにしんどい思いして並んだのにー(泣)。正直「来年も来よう」という気が
起きないくらいガッカリしました…。


ホタルを拝んだので、後は帰るだけだったのだが、最後の最後に屋台に足を向ける。
実は、先程屋台巡りをした際に、ヒカリモノのオモチャを売る屋台にて「ホタルそっくりに光る
ホタルの模型」という大変ラブリーな品を見つけたので、とっても×2欲しかったのだが
情けないことに、親子二人して財布にお札が1枚も入っていないという状態だったので(汗)
「1,200円」というこの模型を買うのは諦めようと思ったのだが、「閉園間際だから
値引きしてないかな…」と未練がましく再び訪れたのだった。
…そんな甘い期待は当然裏切られ、定価で売られている模型を見ながら「1,000円だったら
買うんだけどなぁ」とつぶやく私を見ていた母親が、突然「私が言ったげようか?」と言い出し
その言葉通り、母親は店のおじちゃんに「これ、1,000円になりません?」と交渉を
してくれたのだった…。その甲裴があり、奇跡的に値引きをしてもらえた!
あーりーがーとーお母ちゃーんっ(T_T)。このご恩は一生忘れまへん(泣)。私が死んだら
お棺にこの模型を入れてくれー!(余談だが、支払いの際に双方の財布から100円玉と
50円玉を必死にかき集めていた我々母子の姿は、店のおじちゃんから見たらかなり
カッコ悪かったと思う^^;)


こうして現在その模型は、テレビの上の一番良い場所に鎮座している。
ゲンジボタルそっくりに光る*3この模型は、眠る際に部屋を暗くして眺めると
癒し効果バツグンでめちゃめちゃ和む。買って良かったなあ☆
値切ってくれたお母ちゃん、マケてくれたおじちゃん、二人ともどうもありがとー♪

*1:その名の通り、白鳥とは逆に羽根が真っ黒の鳥。色が逆ってだけで何ともマヌケなんだよなぁこの鳥

*2:一般的な名称は『ブーゲンビレア』だけど、Coccoさんのファンならこう呼ぶやね

*3:同じホタルでも、ヘイケボタルやヒメボタルなんかはクリスマスの電飾みたいな光り方なんだけどね。特にヒメボタルなんて、車のハザードランプみたいな色と光り方だから笑える☆。一番ホタルらしい光り方をするのは「ゲンジボタル」だと思う