七回忌


今日は、義兄の七回忌が行なわれた。
亡くなったのは7月の末だったので、時期が早過ぎて「あれから6年も
経ったんだなぁ…」という実感は正直言ってあまり湧かなかった。
それは、まだ心のどこかで、彼の死を認められていないからなのかもしれない。
相変わらず辛いことから目をそむけて、逃げてばかりの全く成長していない
自分を見たら、一体彼はどう思うのだろうか。



出席者は、姉とその子供3人、そして義兄のお父さん・お母さん・お兄さん、
そして我々母子の計9人。「ダンナ*1の会社の人は呼ばなかったの?」と
姉に尋ねたら「だって、ツブれた会社の人を呼ばなくたっていいでしょ」の
ヒトコトで済ませた^^;。そうなのだ、義兄が勤めていた会社は、今年に入って
倒産してしまったのだ。しかも、誰も姉にその会社がツブれそうなことを
教えてくれなかったので、ツブれる前に保有していた株を売り払うことが出来ず
結局姉は、数百万円分の株を只の紙切れにしてしまったのだ…。そりゃあ確かに
呼びたくないわな^^;


一通り形式的なことを済ませ、姉の勤めるファミレス(華屋与兵衛)で皆でお食事。
ああぁ、お寿司も(中トロ入り!)うどんも天ぷらも茶碗蒸しもカラアゲも漬物も
その他色々皆美味しかったよーん(T_T)。途中、店長さんが席に顔を出した。
ほぉ、これがウワサの…(笑)


そして皆で姉の家に寄り、くつろぐことに。だか、ここでちょっとしたもめ事が…
義父が姪っ子Aに「(今年小学校に入学した)姪っ子Bの写真は無いのか?」と尋ね
姪っ子Aは「あるよ」と答えた。姪っ子Aは、“入学式の時に撮った写真がある”、
と言う意味で「ある」と答えたのだが、義父が見たかったのはキチンと“写真館で
撮った写真”だったみたいだった。しかし、姉は仕事が多忙で、写真館で写真を撮る
時間が取れなかったので、姉が義父に正直にそのことを告げると、義父は突然
「○○(姪っ子Aの名前)はあるって言ったぞ! じゃあ、○○はウソついたのか!」
怒り出した。しかし、義父は「写真館」という言葉は使っていなかったのだから
ちょっとした言葉の行き違いだ。こんなことで『ウソつき』呼ばわりされた姪っ子Aは
たまったモノでは無い。姉は必死に「○○は、入学式で私が撮った写真のことを
言ったんだと思いますよ」と、姪っ子Aのフォローをしたのだが、すると今度は
「何で写真館で撮ってやらないんだ!可哀想じゃないか!」と怒り出してしまったので
場の空気が一気に悪くなってしまった…。えーと、一応姪っ子Aも今年中学校に
入学したんですけど、姪っ子Aのことは可哀想じゃないんですかそうですか。
ヒトコト「あぁ、ママが撮った写真のことだったのか。じいちゃんがカン違いしたんだな
ゴメンな」と言ってくれたなら、誰もこんなイヤな気分にならなかったのに…。
この義父、普段はおとなしいのに、酒が入ると途端に気が大きくなって周囲の人間に
威張り散らす。我々の父親もかなり酒グセが悪かったが、結婚した相手の父親まで
酒グセが悪いなんて、姉は私以上に男運が悪い人だなぁ、とつくづく思う*2
しかも、我々の父方の祖父も酒グセが悪く、我々姉妹は祖父の理不尽な怒りの
標的になっていたので、成長してちょっと生意気になったのが気に食わなくて
義父に八つ当たりされてる姪っ子達の気持ちは痛いくらい良くわかる。
守られて当然の「家族」から否定されるのって子供は傷付くよ。私も姉も祖父から
受けた暴言の数々を未だに忘れていない。きっと姪っ子達も忘れないだろうな…。


余談だが、この義父(と義母)はお盆や誕生日等のイベントで年に数回姉の家を訪れる。
孫の顔見たさなのだとは思うけど、ダンナが亡くなって5年以上経つのだから
ぶっちゃけ「ちったー遠慮しろ」と思う。部外者の私でも思うのだから、当事者の姉の
ストレスはいかばかりだろうか。しかも、彼らが訪れている際は、決して外食などしない
そうである。←つまり、滞在中の食事の用意は全て姉がするのだ
我々母子が姉の家に訪れる際は、食事は必ず外食するようにしている*3。家事と育児と仕事で
大変だろうから、我々がお邪魔する時ぐらいは楽をさせてあげよう、という気遣いだ。
血の繋がった我々ですら気を遣っているのに、ダンナの家族は所詮他人なのだから
尚更「気ぃ遣えよ」と思うのはワガママなんでしょうか。年に数回、孫の顔を見に
訪れた時ぐらい「よし、美味しいもの食べに連れてってやるぞ!」という気には
ならないんでしょうか…。(ちなみに、姉一家がダンナの家に里帰りする際も
外食は一切しないそうだ。義父には「メシの支度は嫁の仕事」という凝り固まった
意識が未だに存在しているんでしょうね)


…ああぁ、こんなグチばっかタレるつもりは無かったのに、「姉のダンナのお父さん」
というビミョーな人に対するグチだから、こんな場でしか吐露できない…。
ただ言えるのは、姉のことを「無償でもてなしてくれる家政婦」だなんて思って
くれるなよ、っつー。姪っ子達に高額のお小遣いあげてりゃいいって話じゃねーだろ。
金やってるんだから文句言うな、とでも思ってるのかね。だとしたらおめでてーな。
そーゆー尊大な態度は確実に子供には伝わるんだよ。こーゆー人は、死ぬ時に誰からも
悲しまれないと思う。我々の祖父が亡くなった時に、家族一同がホッとしたように。

*1:私が義兄を呼ぶ時に使っていた名称。だってヤだったんだもん。血が繋がってないのにある日突然「おにいさん」と呼ばなきゃいけない風習が

*2:私は結婚して無いので、そんな舅がいなくて良かった、という意味ね^^;

*3:たまーに、我が家で手料理を振る舞ったりもする