貧乏性


7/3の法事の際に姉から「5日に部屋の模様替えをするのを手伝って欲しい」と
頼まれたので、プーでヒマだし恩に着せるためにも(笑)引き受けることに。
夕方の5時頃に姉の家へ着けばいいとのことなので、先に欲しい本を探しに
数件の古本屋に寄った後、図書館に行った。やっぱタダでいくらでも本を読めると
いうのはエキサイティングだ。会社を辞めた後は「本屋で会社帰りに立ち読み」が
できなかったので、余計に活字が恋しい。当初は30分程度で退散しようと思って
いたのだが、結局2時間近く居座った上、11冊もの本を借りてしまった。


古本屋で買った本と、図書館で借りた本でリュックを満タンにしてヒーヒー言いつつ
姉の家に到着。早速模様替えに取りかかる。甥っ子の部屋にエアコンを取り付ける為に
部屋の模様替えをするそうなのだが、我々姉妹が子供の頃はエアコンどころか
個室など与えられていなかった。時代が変わったのだ、と言われればそれまでだが
やっぱちょっと羨ましい&憎たらしいやね(笑)。
大きな本棚を部屋の反対方向に移動することが、私が本日呼ばれた最大の使命。
本棚の中身を一旦全部出したのだが、ついついその本を読んでしまって作業が進まねぇー。
余談だが、姉と私は血液型が同じO型のクセに、性格にかなりの開きがある。
そりゃあもう、同じDNAを持っているのにこんなに違うか!と言いたくなるくらいだ。
姉は、しばらく読んでいなかった本のホコリには神経質なのに、本棚から本を取り出す際は
順序を考えずにバンバンその辺に出してた。そう言う私は、本のホコリに関しては「どーせ
しばらく読まないんだろうし」と意に介さずだったのだが、本を取り出す順序に関しては
効率良い進め方をしたかったので「この棚から出した本はこの場所に置く!」と
決めたかったのだが、前記の通り姉は結構テキトーに出してしまったので、後で元に
戻すのにちょっと苦労してしまった…。


文庫本とマンガが多勢を占める本棚の中に、何故か大昔の“non-no”が保管されていた。
あまりにも浮いていたので、思わず姉に「何でこんな昔のnon-no取ってあるの?」と
聞いたら、「ああ、実はそれにダンナが載ってるから取ってあんのよ*1という
思いもかけない答えが返ってきてすっげー驚いた! 「何それ?聞いたこと無いよー!
見せて見せて見せて!」と大コーフンでそのページを見せてもらった。
…白黒ページの小さな写真だったが、そこに写っているのは確かに義兄だった。
たまたまその場に居合わせた姪っ子Bも見たがったので見せたが、義兄は彼女が
1歳を過ぎた頃に亡くなっている。おそらく覚えていないであろう父親の顔を
こうして雑誌で見ると、きっと知らない人のように思えるのではないだろうか…。
そんなことを思っていたら、色々な感情がぐるぐる渦巻いて、うっかり涙ぐみそうに
なってしまったが、懸命にこらえる。冷たい言い方に聞こえるかもしれないけど
今を生きている我々がメソメソしている場合ではないのである。


風通しが悪く、エアコンが無い部屋で汗だくになりつつどうにか模様替えを終える。
姉はこの後仕事があるので、終わり次第すぐに退散させていただくことにした。
手伝い賃として、マンガ10数冊を含む本を借りた。先程買った&借りた本と合わせると
おそらく10数kgはあるだろう大量の本を担いで家路に着いた*2
以下は、今日1日で持ち帰った本の全てである。(50音順)



【古本屋で購入した本】
 だめんず・うぉ〜か〜1巻&6巻』倉田真由美
 『できるかなV3』西原理恵子

 ↑「できるかな」シリーズで一番笑えた。笑えるだけじゃなく、ちょっとホロリも。


【図書館で借りた本】
 『駅弁の丸かじり』東海林さだお
 ↑氏の書を読むと確実に腹が減る。自分にもこんな軽やかな文章が書けたらなぁ…。
 『お好みチヂミ』金順子
 『かさをささないシランさん』谷川俊太郎

 ↑10年くらい前に読んで印象深かった本。…うーんうーん、やっぱ読後にどんよりしちゃう。
 『グズをなおせば人生はうまくいく・問題解決編』斎藤茂太
 『さいたま花めぐり』さいたま花の探検隊
 『さいたま湯めぐり2』千谷文子
 『新・花の埼玉散歩37コース』山下喜一郎

 ↑埼玉に住んでてこんなに埼玉の観光ガイドを借りてる私って…
 『別冊NHK趣味の園芸 わが家の片隅でおいしい野菜をつくる』藤田智
 『別冊NHKきょうの料理 電子レンジでアッという間のおかず』
 『別冊美しい部屋 花が好きベランダガーデン』

 ↑この辺は実用一辺倒。
 『わたしのいもうと』松谷みよ子


【姉から借りた本】
 永遠の野原1〜14巻』逢坂みえこ
 ↑名作だけど、改めて読むとマリコさんってウザい女だな。
 バカの壁・文庫版』養老孟司
 ↑姉が「難しくてよくわからなかった。どーして売れてんの?」と語っていた通り、何だか
 よくわかんなくて、まだ7ページくらいしか読んでない(笑)。
 『本当は恐い!日本むかし話・文庫版』深層心理研究会
 ↑…えーと、これを書いた人達によると、昔話って根底にあるのは全て「エロ」なんだ
 そうですね。 よくまぁここまでゴーインに妄想が広げられるよ全く。激しく時間の無駄だった
 1冊。

*1:つーても、モデルとして載ってるワケじゃないよ^^;

*2:いや、実際は車だったんですがね^^;