続・素晴らしきかな日本


昨日の続き。


一通り花見を終え、地元に戻る。この後の予定は「回転寿司→スーパー銭湯
という、庶民的な香りプンプンのコースである。
私の地元は、車で5分以内の所に3軒もの1皿100円均一の回転寿司屋がひしめく
回転寿司激戦区なのだが、私らは最近「無添くら寿司」にしか足を運んでいない。
その他の2軒「おたる寿し」や「すしおんど」も別に嫌いじゃないんだけど
それでも「無添くら寿司」に足が向くのは、注文が「タッチパネルシステム」だからだ。
(↑銀行のATMのように、画面に手を触れるだけで注文できるシステム)
見た目に反して声が小さい私は、板さんに直接注文する方式の回転寿司屋だと
100%板さんに「え?」と注文を聞き返されてしまうので、このシステムは
そんな気兼ねも無く注文できるから、本っっっ当にありがたい。
関西が拠点のこの回転寿司屋、関東にも進出したというニュースを目にして以来
「近くにできないかなぁ…」と願っていたのだが、昨年その願いが叶い
実際に体験してみて以来病みつき。寿司って、一遍に注文するファミレスとかと
違って、ちょこちょこ注文を繰り返すから、客にいかにその注文を
面倒臭がらせないか、ってかなり重要な要素だと思う。その点「無添くら寿司」のこの
システムは、そんな客側の心理を上手いことついた素晴らしいシステムだと思う。
(店側だって、ついうっかり注文を忘れて客に怒られるよりは、この方が合理的で
無駄が無いよねぇ。)


この日の目当ては、期間限定販売の「ホンマグロのトロ」だ。1皿1貫で200円
という、1皿100円均一店としてはずいぶん高額と言えるネタで*1、普段清貧している
我々にとってはかなりのぜーたくですが、早速タッチパネルで注文する。
注文した品は、席に到着する直前にタッチパネルのスピーカーが電子レンジみたく
ピーピー鳴って知らせてくれるので、他の人の横取り&取り間違いが無くて
これまたありがたい。そうして到着した「ホンマグロのトロ」は…
グルメ番組とかで「口に入れた途端溶ける」という表現を使うレポーターが
いるが、その表現が事実だってのを思い知らされました(T_T)
「普段ロクなモン食ってねーんだな」と笑いたければ笑え。柔らかくって甘くって
ホントに口の中で溶けたんだよおぉー(泣)。
もうちょっと脂が乗ってたらなー、という気はするけれど、値段を考えれば贅沢は
言うまい。私は遠慮して1皿しか食べなかったが、母ちゃんは2皿食べやした。
…いいんです、冥土の土産になるなら…(勘定は私だけどな(怒))
ちなみにこの「ホンマグロのトロ」、我々が入店してから10分もしないうちに
売り切れてしまった。入店した時間が遅かったから(夜の8時過ぎ)、その時点で
売り切れていても不思議は無かったのだが、ギリギリで食べられたのは
運が良かったなー、と思う。
「運が良かった」と言えば、この日は実に久々に「びっくらポン」が当たったので
ちょっと嬉しかった(笑)。各席に備えつけられている、食べ終わった皿の
投入口に皿を入れると、5皿ごとにびっくらポンが引けるという、これまた
無添くら寿司」独自のシステム。このシステムも「上手いよなぁ」としみじみ思う。
当たっても大した賞品が当たるワケじゃないんだけど(マスコット人形とか)
食べた皿の合計が14皿だったりすると、ついついびっくらポン引きたさに
「も、もう1皿…」とか思っちゃうんだよなぁ。


トロ以外もうんまいネタがゾロゾロ。もう1つのお目当てだった「生ズワイ蟹の握り」は
残念ながら売り切れていたものの、「白魚の軍艦」や「スズキのコブ〆」等、普通の
100円均一回転寿司屋では味わえないネタが楽しめて、大変満足いたしやした♪
この寿司屋の「タッチパネルシステム」以外の好きな所は、1皿1貫100円のネタが
多い点。質より量のフードファイターな方々にとっては「1皿に1貫なんて!」と
不満に思われるかもしれませんが、我々親子のように小食な人間にとっては
限られた予算の中で色々な種類を味わえた方がいいんですよー。
最終的な会計は1,800円(税抜)でした。普通に考えたら100円均一の店で
1,800円なのだから、2人で18皿って食い過ぎじゃね?と思われるかも
しれませんが、1貫200円の皿を3皿も取ったし、1皿1貫の皿もいくつか
取ったので、多分実質は11皿分くらいじゃなかったんじゃないかしらん?
(↑誰に対して言い訳してるのさ^^;)以下、自分が食べたネタを思い出せるだけ羅列。
 ・かにミソ軍艦
 ・ホンマグロのトロ(1貫)
 ・ハマチ
 ・イワシ
 ・白魚のさっぱり軍艦
 ・スズキのコブ〆
 ・キンメダイ(1貫)
 ・マグロのハラミ炙り(1貫)
トロを別にすると、この中で一番印象深かったのは「キンメダイ」でした。
トロやハマチとは違う独特の脂乗り、そして歯応え。キンキを生で食べたのは
初めてだったけど、想像していたよりずっと美味しかった! また食べたいなぁ*2
「マグロのハラミ炙り」も美味かった(*^-^*)。今度行く時も絶対コレ食べるぞ!
あと、アジも美味そうだったけどハラ一杯で食べられなかったし、「イベリコ豚の
握り」なんて珍しいネタがあったんだけど、これまた食べられなかったから
次に訪れる際には絶対絶対食ってやる!と、どんなにハラは一杯でも、欲望は決して
衰えないのだった。


対応してくれた店員さんが、大変感じの良い可愛らしい女の子だったことも手伝って
ゴキゲンで店を後にすることができました。ネタも美味しかったし♪
そして本当の最終目的地、スーパー銭湯湯楽の里」所沢店に向かう。
数日前にこの店の折り込みチラシが入っていて、そのチラシには「ソフトドリンク
無料券」と「ソフトクリーム無料券」が付いており、しかも通常100円かかる
入会金が、キャンペーン期間中は無料だということで行ってみることにした。
(会員になると、入場料が100円引きになるし)
住所が「所沢市」だと、上福岡市在住者の感覚からすると遠いんじゃないか、という
印象があったのだが、上記の寿司屋から車で10分程度の近距離であった。
入場すると、ハーブ系のとっても良い香りが場内に広がっていた。今まで何軒もの
スーパー銭湯に訪れているが、こんな粋な演出が施されている所って初めてかも。
入場料は会員価格で600円。源泉かけ流し温泉でこの値段なら安いよなぁ。


お待ち兼ねの入浴タイム♪。早速露天に行ってみると、壷湯が2つ空いていたので
母親と入らせていただくことに。露天は全て源泉かけ流しということで
壷の外に顔を出して、お湯の注ぎ口から手にお湯をすくって顔を洗ってみる。
そして、そのお湯をちょっと舐めてみた。…ちょっと塩気を感じるが、
想像したよりかはクセが無くて、もっとハッキリ言うと「天然温泉」だったら
いかにも効きそうな、もうちょっとクセの強い味の方が有り難味があるよなぁ、と
思った。
こちらのスーパー銭湯、最近出来たワリには正直言って全体的に小ぶり。
この日は平日(水曜)で、しかも行った時間が遅かったから(夜10時過ぎ)そんなに
混んでいなかったけど、週末は混むだろうから、順番を待っている人のことを考えると
じっくりたっぷりとお湯を楽しむ、なんてことは出来なさそう。おマケに
ジェットバスの配置がイマイチで、思いっきり他人と向き合ってしまうのがイヤ。
実際、それまで入浴しながら楽しく談笑していた若い2人組が、我々が入浴したとたん
気まずかったらしくとっとと出て行ってしまった…。
そして何より気になったのは、小ぶりな露天風呂にもかかわらず、明らかにこの店で
仕事を終えた後の従業員らしき人々が、お喋りをしながら長時間場所を占領していたことだ*3
…あのさー、そーゆーのは頼むからスタッフルームで済ませてくんないかなぁ?
アナタ達は無料で入浴してるんだろうけど、こっちはお金払って入浴してるんですよ。
この店で働いてる限り、この先何度でも入浴する機会があるでしょーが。
自分が働いてる店の評判を自ら落としてどーすんの(怒)。


不満ばかり述べても申し訳無いので、良かった点も。
このスーパー銭湯は、塩サウナの「塩」が、でっかい壷に大量に備えつけられていて
しかも「無料」なんですよぉー! これは初めて出会ったサービスで嬉しかった♪
…ただ、良かった点はそのくらいしか思い出せないかも。後発店は先発店より
優れているのが普通なのに、正直今まで訪れたスーパー銭湯の中では、私の中での
順位は下から数えた方が早いかも…。「売り」である源泉かけ流し天然温泉も、
以前「湯けむり横丁*4」という、同じく源泉かけ流し天然温泉を売りにするスーパー銭湯
入浴した際は、驚異的な威力で肌荒れ症状が改善したのに対し、この温泉ではあまり
症状が改善されなかった…。「天然温泉」でこの安価はありがたいけど
明らかな効能が感じられなかったら、今後通う理由は見つからないかなぁ…。


約2時間弱入浴し、本当はもう少し粘りたかったのだが、気温が高くて
親子共々湯あたりしてしまったので、残念ながら早々に引き上げることにする。
着替えている最中に「(午前)12時でフードコーナーの注文は終了させて
いただきます」という場内アナウンスが。この時点で12時の約10分前!
大慌てで着替えを済ませ、フードコーナーへ向かう。今回ここに訪れた目的の
75%は「ドリンク&ソフトクリーム無料券」を利用することなのである。
髪をじっくり乾かしたせいで、そのチャンスを失ってしまったら大損害だ*5
ビショビショの髪のまま、フードコーナーの列に並んでいたら、私の前に並んでいた
ニッカボッカの作業着姿の男が、店員のお姉ちゃんをナンパしてやがって
危うく受付時間をオーバーしそうになったのだが、ギリで無事GET!
夕張メロンのソフト、大変美味しゅうございました。ドリンクは、ファストフード店
Mサイズの2倍はありそうな巨大サイズ。量は大満足でしたが、この時私は
夜の12時だというのに、迂闊にも「コーヒー」を頼んでしまって、この後
眠れなくなってしまって大変でした(汗)
そして最後の最後のお楽しみは「マッサージ器」(笑)。昔は全然良さが
わからなかったけど、最近はスーパー銭湯に行く度利用してる。年取ったなぁ(T_T)
…しかし、前記した「湯けむり横丁」に置いてあったマッサージ器に比べると
若干物足りない。アチラは電器店で40万くらいしそうだけど、コチラは15万くらい
かなぁ。入場料が倍近く違うから比べても仕様が無いんですけどね^^;



「お花見→お寿司→温泉」という、日本人として正しい1日を過ごせました(笑)
ホントに日本ってイイ国だ…。小泉純一郎が首相じゃなかったらもっとイイんだけどね。



・菖蒲町ホームページ
http://www.town.shobu.saitama.jp/
桶川市ホームページ
http://www.city.okegawa.lg.jp/index02.htm
・農協食堂ホームページ
http://www.cyborg.ne.jp/%7Ejanansai/chokubai/cho_menu.html
無添くら寿司ホームページ
http://www.kura-corpo.co.jp/japanese/kurazushi/
※「無添くら寿司」が日テレ系ニュース番組「ニュースプラス1」で紹介された際のページ
http://plus1.ctv.co.jp/bangumi/20file/2005/01/06/01.html
湯楽の里ホームページ
http://www.yuranosato.com/index2.html

*1:だって、2貫で400円だもんねぇ。他の寿司は2貫で100円なのに

*2:このネタも期間限定なんです(T_T)

*3:ちょっと年齢差がある人達の集まりだったので、理由はそれ以外考えらんない

*4:でもこの店、入場料が1,100円もするんだよぉ(T_T)

*5:ドリンクは200円、ソフトは250円なのよ