素晴らしきかな日本

わかり難いが噴水なのよ



「人間のクズ」としか言えないような日々を猛省し、久し振りに
遠出することにした。
(そんなことより、早く就職しろっつーの(-_-#))
目的地は、埼玉県菖蒲町のラベンダー苑。関東随一の規模を誇る
(らしい)上に、かなり広い駐車場を有し、しかも駐車場代も
入園料も無料ということで、かなり大好きな花見スポットだ。
現在の地に越してきて以来、毎年訪れている。


目的地に向かう途中で桶川市を横切るのだが、この市ではこの時期はちょうど
「べに花」が見頃を迎える。有料だが花の摘み取りをさせてもらえるし
「べに花ふるさと館」という所では、べに花の天ぷらを添えた手打ちうどん
食べられる。昨年ここを訪れた時には、3時ちょっと前という時間帯にも
かかわらず、席がほぼ埋まっているという盛況ぶりだった。昨年そんな光景を
目の当たりにしたので、機会があったらぜひ食べたいと思い続けているのだが
節約の為、出かける時は大抵自宅で食事を済ませてから出かけるので、未だに
その願望は叶わないでいる(泣)。
人気と言えば、今回の目的地である菖蒲町ラベンダー苑のそばにある
農産物直売所に隣接する「農協食堂」という所も、手打ちうどんとそばが
人気らしい。以前たまたまこの食堂が開店する直前に車で前を通り過ぎたのだが
パッと見で10名以上の人達が既に並んで待っていたので「え?こんなフツーの
食堂なのにこんなに並んでる!」と驚いたことがあった。この食堂もいずれ
訪れてみたい場所の一つである。
「手打ち」に関連する話題をもう一つ。ラベンダー苑からほど近い場所にある
「そば処割烹そめや」という店では、ラベンダーの開花期間中に限り、ラベンダーの
花を生地に練り込んだ「ラベンダーそば」なる物が食べられるそうだ(笑)
500円というお手ごろ価格だそうなので、話のタネに1回食べてみるのも
いいかもいれません。
(…どーでもいーけど、食い物の話題ばっかだな(汗))


1年振りに訪れたラベンダー苑。何度も訪れているので、流石に最初ほどの感動は
覚えないが、それでも車から降りた途端に鼻腔をくすぐるラベンダーの清々しい
香りには、毎度気分が高まる。昨年はちょっと見頃を逃してしまったのだが、
今年は9分咲きくらいでイイ感じ。今週末にはちょうど満開になりそうだ。
これだけ大規模なラベンダー苑を管理するのには、結構な費用がかかると思う。
それでも、無料でこの素晴らしい風景を開放してくれている菖蒲町には本当に頭が下がる。
今年最大の収穫は、昨年は茶色く枯れ果てた姿しか見られなかった
「白いラベンダー」の満開の姿を見ることができたことだ。3万株近く植えられた
ラベンダーの中で、白のラベンダーはたった1株だけ。ユキヤナギのようで
とってもカワイイんですよ♪(今回一番下に貼った画像が、その白ラベンダーです)
このラベンダー苑の真ん中には、小さなハナショウブの花畑があり、更にその中心には
これまた小さな沼がある。ここではザリガニが沢山捕れるので、土日は
多数の父子がザリガニ釣りに興じているのだが、お父さんの方がハマッてしまい
早々と飽きた子供がそんなお父さんを退屈そうに見守る、という微笑ましい
光景が毎年見られたのだが、この日は平日だったので、残念ながらザリガニ釣りを
している父子は1組もいなかった。がっくし…


ラベンダー苑から約800mほど離れた場所には、町名にもなっている「菖蒲」が
多数植えられている「菖蒲城趾あやめ園」がある。ラベンダー苑からは
田んぼのド真ん中を突っ切った1本道を通れば簡単に辿り着けるのだ。
ショボい(笑)川沿いにあるこの道をのんびり歩くも良し。あるいは
『ブルーフェスティバル』という、ラベンダー開花時期に行なわれるイベントの
最中に、無料で貸し出してくれる自転車を使うも良し。我々母子は運動も兼ねて
歩きにしたのだが、道程で何故か7匹ものトカゲに遭遇した…。
何度も訪れているけど、こんなことは初めてだよー(冷汗)。
堕落した日々を過ごしていた者にとって、結構キツい距離を歩いて辿り着いた
あやめ園だったが、こちらは残念ながらかなり見頃を過ぎた状態。
一番キレイだったのは「ネムの木」の花だったという、一体何を見に来たのか
わからない状況に肩を落とす…。


気を取り直し、再びラベンダー苑に戻り、今度は出店を一通り見て回ることに。
ラベンダーの花を使った染め物やポプリ等、ここでしか買えない品物が並ぶ中で
独断でイチオシを挙げるなら、ラベンダーの花の模様が胸元に入ったTシャツだ!
白・紫・黒の3種類があるが、私のオススメは黒。黒地に紫のラベンダーが映えて
カッコカワイイんだよーん♪(私はこの黒と、紫の2枚持っている^^;)
シンプルだけど、既製品には無い印象的なデザインなので素敵ですよ♪
他のおススメは、まんまだけど「ラベンダーの鉢植え」。このラベンダー苑にメインで
咲いてるラベンダーが現地で売られています。ラベンダーは湿気に弱いんですが、水の
やり過ぎにさえ気を付ければ、比較的栽培は簡単です。日当たりのいい場所に鉢を
置いてやれば、毎年キレイな&イイ香りの花を咲かせてくれますよ。
他では、ラベンダーアイスとラベンダー饅頭がおススメ。どちらもラベンダーのエキスが
入っていて、爽やかな香りが鼻腔に走ります。あんまり甘くないのも嬉しい。
…しかし、ここの出店は食べ物の種類が圧倒的に少ない。腹に溜まる食べ物って
うどんくらいしか売ってません。腰を据えて食事したいなら、前記した「農協食堂」or
「そめや」等に行かれることをおススメしますです。


最終目的地「久喜菖蒲公園」に立ち寄る前に、通り道なので「しらさぎ公園」の
ラベンダー山に寄ってみた。小規模な公園ながらも、小高い丘に咲き誇る
ラベンダーは中々の見物だった。…しかしこの丘、見た目より急勾配で
実際に登ってみると結構キツい^^;。先ほどラベンダー苑とあやめ園を往復して
乳酸出まくりの体に決定的なダメージを食らう。←母親はこれがかなり堪えたらしく
次の日「体中痛くて起きあがれなかった」と泣き言を言われた。
山頂(?)には、併設した広場へ渡れる歩道橋があったので渡ってみる。
広場のど真ん中には、結構な大きさの沼が。しかし魚や亀等は全然いなくて
ちょっと退屈。しかし流石水際、蚊がおるわおるわ。酒呑み&O型*1の私は蚊に
モテまくり。両手を振り回して「うーわー!」などと叫びながら蚊を追っ払いつつ
ふと「ペ様*2がこんなふーに、あのウザいオバはんファンを振り払えたら
さぞかしペ様はスッとするだろうなぁ」などと夢想。蚊を通してペ様の気持ちを
ちょっと理解できた初夏の夕暮れ…。


ラベンダー以外は見所の無かった「しらさぎ公園」を後にし、本日の最終目的地
「久喜菖蒲公園」へ。ガイドブックによると、この公園の沼では1時間に1回
噴水が吹き出すそうだ。ぶっちゃけ、ラベンダー苑から近いってだけで立ち寄ったので
全然期待してませんでした。しかし、この沼が想像以上のバカでかさ。噴水の他にも
ボートが借りられたり釣りができたりと(共に有料)、色々とお楽しみがあるそうだ。
しかも、この広々とした沼&噴水をデッキで眺めつつ食事のできる食堂があったりと
公園にしてはずいぶん設備が整ってる。週末は親子連れで結構込み合うんだろうなぁ。
この公園に着いたのは夜の7時15分前。噴水ショー(?)は1時間置きなので
丁度良い時間に着いたと言える。軽く園内をフラフラしてたら、あっという間に
ショーの時間に。…うーんうーん、お世辞にも「素晴らしい!」と言えるほどの
内容では無いです^^;。万が一このショーだけを目的にここを訪れたのなら
「騙された!」という気になるかもしれません^^;。でも、ラベンダー見物した帰りの
締めくくりにはイイと思うのですよ私は。音楽に合わせて*3吹き出すライトアップされた
噴水は中々の美しさ。菖蒲町にラベンダーを見に行こうと思ってる皆様、帰りに
ちょっとこの公園にも立ち寄ってみて下せい。結構面白いですよ。
少なくとも私は、来年も絶対ラベンダー見物帰りに立ち寄ります!
(余談ですが、この公園のトイレにはなぜか入口に「ドドドドドッ!」と強力な音を
発する人口の滝が作られている。最初は、この音に紛れて用が足せるので「音消しが
いらなーい♪」と思ったのだが、こんな大音量が常時発せられていたら、万が一
このトイレで犯罪が起こったら、被害者の悲鳴までかき消されてしまうのではないか、と
ちょっと不安になった…)


ああぁこの日は色々と予定を詰め込んだので、思ったより長くなってしまった…
なので、続きはまた明日。


*1:蚊に刺され易いのはO型だからだと信じたい

*2:@104様、使わせていただきましたm(__)m

*3:私らが見物してた時に流れてたのはエンヤだった