ドリームマッチ…?
一昨日の「ガチンコ視聴率バトル」、別に予想をしたワケではないけれど
「一組選ぶならカンニング」と昨日のブログに書いたのが結果的に当っていて
ちょっと嬉しい(＾＾)
…個人的には青木さんの低順位と、フットの高順位が納得できんけど。
フット、顔で笑わせてただけじゃん。
さて今日は、TBSの「ザ・ドリームマッチ」にツッコミたいことを何点か。
兎に角一番ツッコミたいのは、審査員の少なさと、審査員が付けた得点が
発表されなかったこと。得点を発表してたなら、審査員自身も自分の付けた
点数に責任を持つだろうけど、あれじゃあ審査員が贔屓してる芸人が勝った、と
思われても仕方無いよな。
それに、M-1だって審査員少ないと思うのに、たった3人って…
M-1のように「お笑いのプロ」ばかりを揃える必要は無いと思うけど、少なくとも
500万円という高額な賞金のかかった大会なのだから、世代別・男女別に
8名以上は必要だったのでは…。（出場者の出演料と賞金でいっぱいいっぱいで
審査員に回す金が無かったのか？）
そして何より不満だったのは、出場者に真剣味が感じられなかったこと。
彼らは既に何本もTVのレギュラーを持っている人達ばかり。M-1の出場を
きっかけに有名に、という人達と比べると「勝ちたい！」というガツガツした
気迫がまるで伝わってきませんでした。番組の中で「ネタ作り、稽古で
合わせて10数時間」と誰かが言って、それに対し司会者が「多いよな、
皆そんなに無かったよな？」というような発言をしたのには心底呆れました。
私の知っている限り、ちゃんとしたお笑いのネタ1本がそんなに早く
出来るなんて話聞いたことがありません。少なくとも、500万円の賞金をかけた
スペシャル番組でそんな簡単に作られたネタを披露するべきじゃないでしょう。
1年かけてM-1への出場を目指している若手に対して失礼です。
正直、結構楽しみにしてたんですよ。
「この人とこの人が組んだら、どんな面白いことをやってくれるんだろう?」と。
第一線で活躍している人達ばかりだから、その名に恥じぬ芸を見せてくれるん
だろう、と…。でも見終わった後に感じたのは「こんなんで500万??」という
後味の悪さばかりでした。
全体的に「仲間内のなあなあ感蔓延」だったのがいただけない。例えば、自分は
ラストの有田・遠藤組のネタ結構好きだったんだけど、終わったとたん司会者や
他の出場者からブーイングが飛んでたことで、司会者も出演者も真面目に
取り組んでないのがよく伝わった。本当に真剣に取り組んでたら、他のコンビ
いじってる余裕無いだろうし、いじられた側も、あんなヘラヘラできないはず。
結局仲間内だし、ある程度地位がある人達だから、別に自分が優勝しなくても
多少は優勝した人から恩恵(オゴッてもらったりとか)を受けれるしな、という
空気が画面を通して伝わってくるようでした。(通常のネタ番組ならともかく、
あんな大金がかかった大会なのに…)
まだ今年が第一回目の放送なので何とも言えませんが、改善の余地が多大に
あると思います。まずは審査員の増員、そして得点の開示。この点は個人的には
譲れません。そして、今回のようにある程度知名度がある人達を出場させるの
ならば、SMAP×SMAPの特番のように(例えが我ながらアレだなぁ^^;)
優勝者に賞金ではなく、最下位になったコンビに罰ゲーム、という方が芸人として
オイシイと思うんですが…(その方が、出場者も「ビリには絶対なりたくない！」と
真剣にならざるを得ないでしょうし)
以上の二点が改善されない限り、来年はもう見ないでしょう。
(実際、今回の放送も途中で飽きてちょっと寝ちゃったりしたし)
けなしてばかりじゃアレなんで、ちょっとばかしネタの感想を。一番気に入ったのは
先程もちょっと書きましたが有田・遠藤組です^^;。基本的にテンションが高くて
「ここで笑えー！」と押しつけられるタイプのお笑いが苦手なので、この二人の
ような、どこで笑ったらいいのかわかんないけど、自分で笑うポイントが
決められるようなお笑いは好きです。何であんなにブーイングを受けなきゃ
いけなかったのか、理解できない…
二番目は宮迫・天野組。「トップバッターだから、ヘタなマネできん！」という
気迫が伝わって、トップバッターに恥じない出来だったと思います。(8組中唯一、
真剣味が感じられたコンビでした)
三番目は無難に山口・上田組かな。ぶっさんの芸達者ぶりに頼り過ぎ、とは
思うけど、上田のツッコミも面白かったし。
…後の連中はM-1準決勝戦進出者以下だよ。奴らのツメのアカ飲め！
