ダメだったか…

■青木さやか、3歳年下の恋人・コージさんとの真剣交際に終止符


 人気お笑いタレント、青木さやか(32)がテレビ番組などで公にしていた「コージ」と呼ぶ3歳年下の恋人(29)と昨年末に破局していたことが17日、分かった。コージさんが父親の死をきっかけに故郷の沖縄・石垣島に戻ったことから、売れっ子の青木との遠距離恋愛、結婚は困難になった。2人は話し合いの結果、別々の道を歩むことを決意したという。


一昨日のロンハーを見ていた時に、一緒に見ていた母親と「青木さん、最近彼氏の話題を
全然出さないよねー」という会話を交していたばかりだったので、あまりのタイムリーさに
驚くと同時に、正直「やっぱり…」という気持ちを抱きました。
最初に「あれ?」と思ったのは、何かの番組で青木さんが「普通の女としての幸せを
求めたい」
みたいなことを言っていたのを聞いた時。この時点で、世間では「ヒモ」と
呼ばれていたに等しい彼氏に不満が出てきたのかな?とは思っていたのですが…。


生活能力の無い自分にとって、稼ぎの無い男性を自分の稼ぎで養っていた青木さんの存在は
とても素敵に思えました。世間ではまだまだ男性の稼ぎに依存しなくてはいけない女性が
多数のこの世の中で、好きな男を自分の稼ぎで養って、代わりにその男性に家事全般を
お願いするという、一般的には「男女の役割の逆転」と呼ばれるようなライフスタイルを
実践していた青木さんに、古臭ささが蔓延する日本の風習に風穴をあけてほしい、という
自分の勝手な願望を投影していたんだと思います…*1


個人的な意見ですが、男女にかかわらず芸能界で売れた人は「普通の人」では無いのだから
青木さんほどの人気を得た人が「普通の女」としての幸せを求めるのならば、芸能界での
地位を手放さなくてはいけないんじゃないかと思います。
特に青木さんは「どこ見てんのよ!」のセリフに代表されるように、抑圧された
世間の女性の気持ちを代弁することで人気を得た面があると思うので、もし青木さんが
今の地位を保ちたいと思ったのなら、結局「普通の女の幸せ」を手放さざるを得なかったんじゃ
なかったのかな、と感じました…。


「女」であることは、お笑い芸人にとってはやっぱ少々足枷になると思う。笑いを取るために
脱いだりできないしね(それをやられたら、むしろ寒々しい)。男は自分より収入の少ない女と
結婚するのなんて当たり前だけど、その逆はまだまだ少数派だ。一般人ならテキトーに
誤魔化すこともできるだろうけど、芸能人がそんなマネをしたなら「あそこん家の男はヒモ…」と
無責任な視聴者から陰口を叩かれるのが目に見えている。だからこそ、青木さんには
彼氏の稼ぎが無いことをネタにできる唯一の芸人として、後に続く者のために道を切り開いて
ほしかったな。青木さんがやらなかったら、今の所誰もその路線を引き継げないでしょ。

*1:芸能人側からすれば、そんな勝手な自己投影なんて迷惑だと思いますが^^;